レタスの栽培を行っていますが、以前のニュースの通り、トマトの架台にフィルムを掛け、ハウス内に部屋の中に配置しています。
日差しがある日のその部屋の内部はそのままにしておくとあっという間に温度が上がります。
現在は20℃未満となるように天井部分から換気を行っていますが、その設定温度までは栽培室内の空気の移動はありません。
光合成を行うことにより、レタスは生長しますが、光合成のためには一つの要素として二酸化炭素が必要です。
栽培室の空気の動きがない場合、光合成が始まると二酸化炭素濃度が減少していきます。
そして、通常外気で400ppm程度の濃度ですが、この栽培室では200ppm程度まで下がったことがあります。
つまり、光合成が出来なくなってしまう=生長が止まる、ということになります。
そこで、二酸化炭素の供給のため石油ファンヒーターを持ち込み、10分程度作動させると2000pppmを超える位の濃度となることが事前検証でわかっていましたので、当社のICTコントローラーとファインヒーターの操作パネルの回路を接続し、タイマー起動させることにしました。
2/26は曇りでしたので栽培室はさほど温度が上がらなかったのですが、データを見ると活発に光合成をしているのが、二酸化炭素量の変化から読み取れます。
二酸化炭素をモニターしているからこそわかることですが、間接的に生長具合がわかることは非常に有用なことです。

この日は6:00から10分間と12:30から5分間の二酸化炭素供給設定です。
グラフのとおり、グングン二酸化炭素が消費されていることがわかります。

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