2015年02月06日
低硝酸栽培「レタス」 その4
結球が始まりました
栽培室中央の天井付近にファンを設置
風圧で止めていない上側のフィルムが開きます
いよいよ、結球※が始まりました。
※結球:葉が重なり合って球のようになること。
ここからは特に温度管理が重要になります。
温度管理は15~20℃が目標です。
以前にお伝えしましたが、現在栽培中のハウスはトマトの架台にもう一枚フィルムをかけた状態で、ここのところの晴れの日には30℃を軽く超えてしまいます。
目標温度まで温度を下げる必要がありますが、このフィルムを開けたり閉めたりをこまめに行うには少し骨が折れます。
さらに土日は基本休日ですので、この際には如何ともできません。
さて、この栽培室内の温かい空気を外に出せばいいので、汎用のファン(扇風機)を天井中央部分に設置しました。
この部屋を覆っているフィルムは左右から持ち上げ、中央部分で重ね合わせて下側のフィルムのみ固定しています。
2枚にしているのは人の出入りを容易にするためです。
(1枚ものだとフィルムを持ち上げる必要があります)
天井の重ね合わせ部分に風を当てると、固定されていない上側のフィルムが持ち上がり排気ができます。
ファンを止めると自重で降りてきて、ピタッと閉じます。
ここで当社のICTシステムが登場です。電源をON/OFFするのは簡単ですのでハウス自体の換気扇と連動するように接続し、栽培室内が設定温度を超えるとハウスの換気扇と栽培室天井のファンが連動して作動し温度を調節する仕掛けです。
換気扇だけでは温度が下げられないほどの日射がある場合は、更に側窓(ハウス両側についている電動巻き上げ機)を開くように条件設定しています。
明日から週末、少し安心して休めます。。。