二酸化炭素発生装置

マイクロミスト発生装置
 ・ミスト発生前

 ・ミスト発生時

2月に定植したハウスの1棟について、環境改善を行い収穫量の検証をおこないます。
従来は暖房機とハウスの換気装置(側窓、天窓、換気扇)と遮光/保温カーテンが主な設備で、これらで制御できるのは温度となります。
今回、収穫量に寄与する環境要素として光合成に着目し、光合成(※)の必要な要素として「二酸化炭素」と「飽差(※)」を制御できる機器を導入となりました。

導入した機器は
・二酸化炭素発生装置
・マイクロミスト発生装置
で、光合成の促進による成長促進、収穫量向上を目論んでいます。
マイクロミスト発生装置は湿度を上昇させる装置であり、副次作用として水ミストの蒸発の際に気化熱を奪い、温度を下げる作用もあり夏期の温度上昇を抑える効果も期待しています。
こういった、設備の導入で収穫量が増加する効果を検証し、結果を継続的にお知らせしていきます。

※光合成:光合成により水が分解されて酸素が発生し、二酸化炭素が固定されてデンプンなどの有機物になる作用。
※飽差:ある温度と湿度の空気に、あとどれだけ水蒸気の入る余地があるかを示す指標で、空気一m3当たりの水蒸気の空き容量をg数で表す(g/m3)。
植物の水分状態は、相対湿度よりもこの飽差に強く影響を受ける。
飽差が大きい(乾燥する)と自己が乾燥しないように葉の裏の気孔を閉じ、蒸散はされなくなり、逆に飽差が小さい(湿り過ぎる)と、植物と空気に水蒸気圧差がなくなり、気孔は開いていても蒸散は起こらず、水が運ばれない。

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