2016年03月24日
増設ハウス建設と定植状況
3月の3連休はいかがお過ごしだったでしょうか。
春分の日を迎え東京では桜の開花も発表されていましたが花巻はあいにくの曇り模様。
日中は春の陽気になるときもありますが朝夕はまだ肌寒く感じます。
さて、FacebookやTwitterでも随時ご紹介していますが増設ハウスは建設が進み、8棟目がハウスの形となってきました。
増設ハウスは外に張るフィルムのほかに内部にも保温用のカーテンを備えて空気膜をつくっており、冬場にあたためた空気が逃げにくい構造となっています。
また、窓の設備は天窓と電動機で巻き上げができる側窓を備えています。
天窓はすでに建っているハウスと比べると開口面積が大きくなっているため換気効率が優れており、夏場の温度上昇にもより効果的に対応できるようになっています。
こちらは従来のハウスの天窓が開いた状態です。天窓は片開きで開口面積も大きくありません。
こちらは増設ハウスの天窓です。
ICTシステムが入るのが4月上旬のため天窓が開いたところをお見せできないのが残念ですが、換気時は青枠の部分が上に迫り上がります。
分かりにくいかもしれませんので増設ハウス内部からの写真をもう1枚。
青枠の部分が天窓の設備です。換気時にはモーターが駆動して上に迫り上がって行き、窓が開きます。その結果、大きく開口でき、より効率的に換気ができるようになります。
苗の近況はというと定植が始まってから3週間が経過。
写真の奥に見えるのが最初に定植した品種「イエローミミ」、手前が「みどりちゃん」です。
「イエローミミ」は遠めからも葉がよく茂っているのがわかります。
「イエローミミ」のアップ。定植してから3週間で25cmほどに成長しています。
多段ポット栽培の特徴である2段目のポットの土つくりも急ピッチで進んでいますが苗の成長も早いため、2段目が準備できるまでに苗が倒れてしまい傷まないように棒で支える作業や、根から吸収された養分が実へ届き、実成りが良くなるように脇芽取り(余分なところに栄養がいかないように不要な枝をとる作業)を行う必要があるかもしれません。。。